・些細なことで文句を言い反抗的な態度をとる
こんな姿に「男の子はほんと手がかかる…大変!」
年長~小学校低学年の時期、そう思われているママ・パパも多いのではないでしょうか。
社会性も出てきて成長を感じる一方で、
- 外ではいい子なのに、
家の中ではワガママ - 文句や反抗的な態度に
イライラし疲れる… - 対応の仕方がわからない
モヤモヤしますよね。
私も現在11歳の息子を育てるママ。
今では頼もしく妹たちの世話を任せられる兄に成長しましたが…
6歳の頃は反抗的な態度や話の通じないヤバさにムカつきも不安を覚えたものです。
この記事では、
日々葛藤されている男の子ママ(活発女の子ママ)に向けて、6歳反抗期がすごくて疲れる…その理解と対応方法を紹介します。
まずは、結論からお話しします!
- 「中間反抗期」を知る
- 6歳の男の子の心を知る
- 男の子脳の特徴を知る
- 叱り方を工夫する
- 「譲れないこと」と「任せる」ラインを決める
- ルールは親子で決める
- ゆっくり目や手をかけて繰り返し
記事の終わりには、保育士として・3人のママとして参考にしている書籍も紹介します。
- 6歳男の子をどうとらえていけばよいのか
- どう関わっていけばよいのか
わかる記事となっていますのでぜひ最後までご覧下さい!
6歳男の子ムカつく!反抗期がすごくて疲れる… 「理解の仕方」
6歳男の子が文句を言ったり反抗的な態度をとる理由は、
心や体の発達面や状況から理解できます。
以下で深堀しますね。
6歳男の子の一般的な発達 「中間反抗期」
男の子にとって6歳は、どのような時期なのでしょうか?
ほぼ大人と会話ができるくらいに、
「言葉」も「知能」も発達し「社会性」も育ってくる頃。
- 仲良しの友達と楽しく遊ぶ姿
- ルールを作ったり守ったりして遊ぶ姿
- 公共の場でのマナーを理解する姿
(守れるかは別)
などが見られ、成長を感じる場面もあるかと思います。
また、「論理的な思考」も「自我」も特に発達する時期ですが、
まだまだ「感情のコントロール」も表し方も未熟です。
そのため、思い通りにならないことがあると「反抗的な態度」として現れます。
子どもによってタイミングや程度などの現れ方違いますが…
この6歳頃は「中間反抗期」と呼ばれています。
幼児期のイヤイヤ期「第一次反抗期」と、小学校高学年頃の思春期と重なる「第二次反抗期」の中間にくるから「中間反抗期」です。
6歳の男の子の心
反抗してくる6歳の男の子の「心」はどのようなものなのでしょうか?
以下で2つ紹介します。
表し方が未熟なだけ
「僕の気持ちと違う!こうしたい!」
強い感情に任せて態度を表してしまうので「反抗的」に現れてしまいます。
しかし、実は表し方が下手なだけでこれから改善することができます。
決して怒りっぽいのではありません。
- 感情のコントロールが下手なだけ
- 相手の気持ちが想像できないだけ
- 表し方を知らないだけ
このように、とらえていきましょう。
「反抗的な態度=自己主張」です。
自己主張は「自分の意見を言う」行為。
そのため、これから社会に出ていくうえで「言える・表せること」は、子供にとって人間関係を良好に保つ・自己理解を深める上で重要です。
感情のコントロールが下手なだけ・表し方を知らない・相手の気持ちが想像できないのであれば、
これからそこを根気よく教え身につけていく必要のある部分と考えていきましょう。
寂しい気持ちの裏返し
反抗的な態度の裏には「寂しい気持ち」が隠れていることがあります。
- 寂しい
- 甘えたい
- 我慢している
- 気付いてほしい
- もっと見てほしい
この裏返しで、問題行動や反抗的な態度をとっていることが多くあります。
そのような場合、
6歳男の子は心の中で泣いています。
まだ少し開いている心の隙間から、
「反抗」という態度で、精一杯気を惹き自分を見てもらおうと頑張っているのかもしれません。
完全に心を閉ざしてしまってからでは、開けるのに時間がかかります。
家庭に仕事に育児に介護に…
毎日お忙しいと思います。
時間的・リソース的に難しいかもしれません。
でも、ここで一度、「子どもとの関り方」を振り返ってみてください。
- 命令的・威圧的・否定的な
態度ばかりになってないか? - 笑顔のない関わりをしてないか?
- コミにケーション不足ではないか?
子は親の鏡です。
子どもの心が泣いている、ということはパパママの心も笑顔ではないはず。
男の子脳が強い
「人には男の子脳と女の子脳があり、男の子脳が強い子ほど社会で活躍できる可能性を大きく秘めている」
このような話を聞いたことはありませんか?
もし初めて聞いたのであれば、こちらの記事をぜひ読んでみてください。
「男の子脳が強い我が子にできること」がわかります!
6歳男の子ムカつく!反抗期がすごくて疲れる… 関わり方
6歳男の子は表し方が未熟な上に、
もしかしたら寂しい気持ちを抱え「反抗的な態度」をとっているかもしれない。
と、いうことが分かりました。
ではこのような6歳の男の子にはどのような関り方をしていけばよいのでしょうか?
以下で関わり方のポイントを紹介します。
でもその前に…
6歳男の子と関わる「子育ての心構え」
現代のライフスタイルは、早い・手間がかからない・効率が良いが求められていますが、子育ては逆です。
- ゆっくり
- 手や目をかけて
- 繰り返し(非効率)
これが子育てです。
大人はつい大人のペースで急かしたり責めたりしてしまいがちですが、子供は子供のペースで物事を観察し理解しようとしています。
子供と関わる時には、
- ゆっくり
- 手や目をかけて
- 繰り返し(非効率)
これを子育ての心構えとして持っておきましょう。
6歳男の子と関わるポイント
親子の心の距離がまだ近い6歳です。
叱り方を工夫する
「ダメ・やめなさい」という威圧的・獏前的な叱り方では効果がありません。
だからと言って、大きな声や体罰を加えると逆効果。
そこで、叱り方を工夫します。
親の気持ちを、
「アイメッセージ」で伝える方法です。
具体的には、
- あなたが〇〇して悲しい
心配に思ってる - 周りに迷惑になるし、
あなたも危険だからやめてほしい - お母さんは○○だと思うから、
もう少し優しく話してほしい - その言葉はとても嫌な気持ちになるから
○○と言ってほしいな
気持ちを伝えつつ・してほしいことを話すことで、親子の関係はぐっと良くなりコミュニケーションも深まります。
また、叱った後の反応があったとしてもなかったとしても良しとしましょう。
お母さんお父さんの言葉はしっかりと、心に届いています。
同じことを繰り返しても、その都度繰り返し伝えてあげてください。
非効率に「繰り返し」です。
タイミングや程度に個人差はありますが、
こちらの気持ちが態度として現れる時がきっときます。
そして、少しでも意識してくれた時やこちらの意図を組んでくれた時を見逃さず、
「ありがとう、今○○してくれたんだね、嬉しい」などと言葉で拾ってあげましょう。
「叱る」よりも「何度も認める」こそ、
「しつけ」に繋がります。
認めこぼしがないよう、子どもの行動や心をよくよく観察できると良いですね。
本当に譲れないこと・任せることのラインを決める
自立の一歩を踏み出している年齢が、6歳です。
親側の「絶対に譲れない」部分と、
「任せる」部分を決めましょう。
親の口出しポイントを減らすことで大切なことが伝わりやすくなります。
ルールは親子で決める
6歳男の子の中には家庭のルールを守らなくなる傾向があります。
ゲームの時間・帰宅時刻・お風呂やご飯など「今まで守っていたのにどうして?」と戸惑いますよね。
頭ごなしに叱るより「ルールを見直すチャンス」ととらえてみましょう。
前のポイントの「絶対譲れないこと」に焦点を当て、親子で話し合います。
子どもにも意見をもらい、パパママの意見も伝えます。
その上で、新しいルールを作っていきましょう。
子供と一緒にルールを作ることで、
責任感が芽生え「守ろう」という気持ちも芽生えやすくなります。
6歳男の子ムカつく!反抗期がすごくて疲れる…その理解と関わり方を解説 まとめ
6歳男の子ムカつく!反抗期がすごくて疲れる…その理解と関わり方のポイントを解説してきました。
育児がツライ・苦手・子供がムカつく!イライラする!と感じることは決して珍しくありません。
出産や授乳は女性しかできないスキルですが、
子育ては男も女も関係のない共通のスキルです。
得意な人・好きな人もいれば、嫌いな人・苦手な人もいます。
それが普通です。
本来同居家族や近所のコミニティで育て合っていた一昔前と異なり、
人と人との繋がりが薄れ子育てが弧育てとなっている、とても大変で難しい時代に子育てしています。
完璧な親なんていません。
ぜひこの記事を参考に、子どもとの時間をちょこっと楽にしてみてくださいね。
最後に保育士として・3人のママとして、参考にしている書籍を1冊紹介しますのでぜひご活用ください。
(Amazonオーディブルの体験で無料で聴けます)
子育てのイライラ・怒りにもう振り回されない本
著/篠真希
最後までお読みいただきありがとうございました!