子どもと子育てのヒント

習い事をたくさんさせる親の心理とは?弊害やメリットを紹介!親が考えるべき大切なことは?

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我が子が大きくなるにつれ「そろそろ習い事でも始めようかな…」そう想うパパママも多いと思います。

また、「やりたい!」と言いながらも回数を重ねるごとに集中力が続かなかったり、やる気のない子どもの姿から、習い事の必要性を自問自答したり、モヤモヤした経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

私も小6・小3・年少を育てるママなので、いくつかの習い事を経験ししっかりモヤモヤしてきました。

今回の記事では、習い事をたくさんさせる私たち「親の心理」を客観的に解説し、習い事の「弊害とメリット」を紹介します。

その上で現在私が始めようか続けようか辞めようか悩むタイミングで大切にしているポイントを3つ紹介します。

最後まで読み、習い事を始める・続ける・辞めるなど向き合う参考にしてくださいね!

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習い事をたくさんさせる親の心理は?

習い事をたくさんさせる親の心理はどのようなことがあるのでしょうか。

できるだけ客観的に「一般的な親の心理」を紹介していきます。

親の心理① 体験をたくさんさせてあげたい

習い事をたくさんさせる親の心理1つめは「体験をたくさんさせてあげたい」です。

何事もとにかくやってみないと何は楽しいのか・楽しくないのか、何が合うのか・合わないのか…体験してみないとわからないですよね。

子供を想う親ならだれでも思うところではないでしょうか。

習い事を通して「体験をたくさんさせてあげたい」私も例外なくこの気持ちを持っている親の一人です。

ですが、以下でも紹介しますがお金や家族や友達との時間のバランスを保つことが難しくなるため「何をどれくらい習うのか」子どもを含めた家族と話し合うことがとても重要になります。

親の心理② 自分がしてきた習い事を子供にもさせてあげたい

習い事をたくさんさせる親の心理2つめは「自分がしてきた習い事を子供にもさせてあげたい」です。

「自分が習ってきてよかった」と感じている習い事を子供にも提供してあげることで、自分と同じ経験を積ませてあげたいと想う気持ちですね。

親自身の経験がベースですので、楽しいことや大変なことも一緒に共有できるところも魅力です。

一方で、自身の経験が先入観となり「自分と違う子供の姿」に気付かず子どもに無理をさせてしまう場合もあるため注意が必要です。

親の心理③ 「こうなってほしい!」と理想の姿がある

習い事をたくさんさせる親の心理3つめは「自分の子供に対し”こうなってほしい!”と理想がある」です。

子供に対し、学業・職業・社会的行動など、ある一定ラインの「こうなってほしい」理想があり、習い事により実現させてあげたい、という気持ちですね。

「理想像」があることで子どもに対しても自分に対しても「こうあるべき」思考になりがちなので親子ともども苦しくなる場合があり、少し心配な場合のあるパターンです。

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習い事をたくさんさせるメリットは「経験をつめる」

「経験は宝もの」という言葉があるように、色々な習い事による「学び・体験・人との関り」はその子の経験となります。

経験があればあるほど視野は広がり、「思考的」にも「身体的な能力的」にも可能性が広がります。

通信教育・学習塾・水泳・英語・体操・サッカー・野球・空手・バレー・プログラミング…

このような習い事をたくさんさせることで、家庭や学校では経験できない「学び・体験・人との関り」を経験値として子どもは得られます。

大人になる上で価値観を決める大事な判断材料になります。

親の心理①「体験をたくさんさせてあげたい」と思う私を含めた多くの親はここにメリットを感じ、多かれ少なかれ習い事に通わせるのではないでしょうか。

習い事をたくさんさせる弊害「お金と時間」

たくさんの体験ができ経験を得られるのだから、

「たくさん習い事をさせてあげれば良い」
「習い事による経験を積ませてあげることが良い子育て」

このように考える方もいると思います。

ですが、この記事を読んでいる多くの方がわかっているように習い事には弊害があります。

「お金と時間の弊害」です。

お金に関してはそれぞれの家庭の経済状況のことなのでシビアに「できる・できない」はっきりした答えが出ると思います。

ですが「時間の弊害」はどうでしょうか。

もし、習い事にかけるお金が有り余っていたとしたら…あなたはどうしますか?

以下で「子供に習い事をたくさんさせる時間の弊害について」深堀していきます。

注目!時間の弊害「家族や友達との時間が減る」

正直にお話しすると、我が家の場合すべての習い事をやめました。

お金をかけることで貴重な経験が得られるメリットは重々理解しています。

習い事を否定しているわけではなく、今は時期じゃないなと判断しただけなので機会があればまた通わせる選択をするかもしれません。

当時(長男5歳・長女3歳)は、友だちと遊びたそうにしている長男を説得し習い事へ連れていくことや、長女を連れ行動を制限して待たせる状況に違和感を覚えました。

悩んだ末「長男の友達と遊ぶ時間・長女の自由な時間」を優先することにし当時の習い事を辞めました。

そう決断した背景には、私が尊敬する児童精神科医の書籍を参考に以下のような考えがとても参考になりました。

「家庭の時間(母親との安心した時間)」は子供の心を安定させ「自分を信じる力」を育てることができます。自分を信じることができる子は、友だち(他者)を信じることもでき「友達との時間」の中で頼り頼られ「自己」を確立していきます。この「社会性」は親では教えてあげられないこと。大人になった時に社会の中で頼り頼られる存在になる事ができます。

「習い事の時間」と「家庭と友だちとの時間」この2つを天秤にかけ「家庭と友だちの時間」を充実させることにしました。

当時その決断をしたことで、習い事で得られる経験は失いましたが、友だちとの時間ができたことで咎めることなく「行ってらっしゃい」と送り出すことができ、長女も家や公園で遊ぶ時間を確保できました。

また、こちらの時間の余裕ができたことで子どもたちを急かすこともなくなり、当時思い切ってやめる選択をしてよかったな、と感じています。

習い事はたくさんさせる?親が考えるべき3つのこと

最後に、子供に習い事をたくさんさせることを検討した時・続けようか悩んだ時・辞めようかと思った時の、考えるべき(子どもと話し合うべき)3つのポイントについて紹介します。

子どもの意思はどう?

もう意思疎通のできる年齢の子供であれば、本人に決めてもらうのが一番だと思います。

「自己決定」はやる気を継続させる原動力となります。

ただし、話を聞く時には穏やかに子供の気持ちを聞き出せる雰囲気と声掛けを心がけましょう。

威圧的に「辞めたいの続けるの?!」と問いかけると「本当の気持ち」を言いづらくなってしまう場合があり注意が必要です。

「どうして通うか」明確にする

子供と習い事について「始めるか・続けるか・辞めるか」の話をする時、「どうして通うか」目的をはっきりさせることが大切です。

習い事は手段であり目的ではありません。

  • 習い事を通してどんな力を身につけたいのか

ここに子供が魅力を感じていないのであれば通う必要性の検討が必要です。

また、習い事に対する姿勢も大切です。

「やりたい」と言葉で言っていても習い事の前には遊び続けていたり、その時間にも集中せずふざける姿が見られていたり…

あるあるだとは思いますが、その姿勢についても子どもとよく話し合いましょう。

習い事に対する話し合いをし様子を見ても態度が改善されない場合は、改めて話し合い辞める選択・お休みの選択をしていきます。

子供とよく話し合う…と言ってもまだ自分自身の気持ちがうまう言葉にできない場合もありますよね。

子供の姿をよく観察し「子どもに寄り添う○○な理由で辞めよう・お休みしよう・続けよう」と親の意思を伝え決断していきましょう。

習い事?友達や家庭?時間の優先順位を考える

先ほど紹介した我が家の場合のように「習い事の時間」と「友達や家庭の時間」を天秤にかけて優先順位を決めましょう。

子供の意思・目的を明確にする話し合いをした時のことを考慮して、あなたとパートナーの価値観で決めていきます。

習い事を優先しても・友達との時間を優先しても・家族との時間を優先しても、始めても・続けても・休んでも・辞めても、全て正解です。

親子の正解は親と子供にしかわかりません。

決断をし、少し先の自分が振り返った時に見える景色です。

付き添い側の気持ちとも向き合って

また、置き去りにしがちな「付き添う側の気持ち」にも向き合いましょう。

「習い事に連れて行くのがツライ・イライラしてしまう…」

こんな親側の気持ちも無視せず向き合い、どうしても辛い場合はパートナーや子供にも相談してみましょう。

子供の習い事は子供だけの問題ではありません。

家族と一緒に話し合い、パパもママも子どもも同じ方を向いて日々過ごせると良いですね。

習い事をたくさんさせる親の心理とは?弊害やメリットを紹介!親が考えるべき大切なことは? まとめ

習い事をたくさんさせる親の心理・弊害やメリットを紹介してきました。

親の心理(気持ち)・子供の気持ちや態度・お金や時間…色々なことが絡み合ってモヤモヤするかと思います。

どの選択をしたとしても間違いではありません。

子どもを想い、最良の選択を選び決める。

たくさん習い事をさせても・ほどほどにしても・全く習い事しなくても、子供は日々の生活から刺激を受け子供のペースで成長します。

良かったか悪かったか、少し先の自分にしかわかりませんし、大人になった時に子供が決めることです。

習い事についてモヤモヤした時にはぜひこの記事を思い出し、決める参考にしていただけたら嬉しいです。

最後までお読みいただきありがとうございました!

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